Dockerの基本的なコマンドまとめ【container・image・便利コマンド】

Dockerの基本的なコマンドをまとめました!

docker image系

container(コンテナ)の元になるimage(イメージ)に関するコマンド一覧です。

docker image pull

Dockerの実行環境であるContainer(コンテナ)の元になるimage(イメージ)をDocker Hubからインストールするコマンド。

上記コマンドを実行することで、Docker Hubからnginx(latest)をインストールすることができます。

docker image ls

ローカル環境に存在するimageを一覧で表示するコマンドです。

docker image rm

ローカル環境のdocker imageを削除するコマンドです。

docker image lsコマンドで表示される、IMAGE IDを指定して、ローカルのDocker imageを削除します。

「-f」オプションをつけることにより、強制的に削除することも可能です。

docker image prune

下記コマンドを実行することで未使用のDocker Imageをすべて削除することができます。

使用していないDocker Imageはディスク容量を圧迫するため、なるべく削除するようにしましょう。

docker container系

実際にシステムが実行されるcotainer(コンテナ)に関するコマンド一覧です。

docker container create

指定したimageを元にdockerを起動するスクリプトです。

上記コマンドを実行すると、ローカル環境にnginxのDocker imageがある場合は、そのimageを元にコンテナ(containter)を作成します。

もし、ローカル環境にnginxのDocker imageがない場合は、Docker HubからnginxのDocker imageを取得(docker image pull nginx)して、コンテナを作成します。

docker container start

docker container create等で作成したコンテナを起動するコマンドです。

上記コマンドを実行することで、対象のコンテナを起動できます。

docker container stop

起動しているコンテナを停止するコマンドです。

docker container run

  • docker image pull
  • docker container create
  • docker container start

上記3つのコマンドを同時に実行するコマンドです。

実際にDockerで仮想環境を作るときは、このコマンドを頻繁につかいます。

上記コマンドを実行すると

  1. docker image pull nginx
  2. docker container create nginx
  3. docker container start 【2で作られたcontainerのID】

が順に行われます。

以下は、docker container runコマンドを使用した例です。

docker container runを使ってHello Worldをする方法

docker container runを使ってnginxでwebサーバーをたてる方法

docker container run -v

docker container run でdockerコンテナを起動する際に、【-v】オプションを付けることによって、ローカルのファイルをdocker containerにマウントする(バインドマウント)ことができます。

上記コマンドを実行することにより、【ホストのパス】で指定したディレクトリ配下をnginxが起動しているコンテナの/usr/share/nginx/html配下にマウントすることができます。

試しに、index.htmlファイルをマウントしてみると、localhost:8080にアクセスした際に、そのindex.htmlファイルが表示されることがわかります。

docker container ls

ホストマシン上のdockerコンテナの稼働状態を調べるときに使うコマンドです。

上記コマンドを実行することで、稼働中のDockerコンテナのIDやSTATUS等を調べることができます。

また、【-a】オプションを付与することで、停止しているコンテナも全て表示することができます。

docker container rm

Dockerコンテナを削除するコマンドです。

上記コマンドにて、停止中のホストマシンのDockerコンテナを削除できます。

また、起動中のコンテナを削除したい場合は【-f】オプションを付与する必要があります。

docker container cp

Dockerコンテナ内のファイルをコピー or ホストマシンのファイルをDockerコンテナにコピーする際に使用されるコマンドです。

appという名前のnginxコンテナを起動した状態で、index.htmlファイルがあるディレクトリ内で、上記コマンドを実行することで、index.htmlファイルをnginxの公開ディレクトリにコピーすることができます。

実際に上記コマンドを実行した状態で、nginxのポートにブラウザでアクセスするとコピーしたindex.htmlファイルが表示されることがわかります。

逆にnginx(app)コンテナのファイルをホストマシンにコピーしたいときは上記コマンドを実行します。

その他、便利コマンド系

docker system prune

使用していない

  • イメージ
  • コンテナ
  • ネットワーク
  • ボリューム

すべてを一括で削除することができます。

上記コマンドを実行することで、不要なリソースを削除できます。

また、【-f】オプションを付けることにより、強制的に削除することも可能です。

ABOUTこの記事をかいた人

新卒でノマドワーカー(webデザイナー)として独立し、半年で月収100万円を達成する。その後、事務所を売却(バイアウト)したり、Youtuber(最高月間視聴回数109万回、チャンネル登録者1万人)をしたり、Openrecの公式配信者としてゲーム生実況をしたり、ベンチャー企業のCOOをしたり、パラレルキャリアを歩んできました。 2019年にミニマムライフコストを不労所得で稼げるようになったため、いまは、お金のことを考えずに、様々な企業でエンジニア修行をさせていただきながら、複数のメディアやアプリとweb制作事務所を運営しています。 趣味は株式投資(米国・日本株メイン)で、トレードを楽しむ日も多いです!