【Swift】Controller間でデータを受け渡し、protocolとdelegateを最小単位で理解する

親Controllerから子Controllerへデータを送り、子Controllerを破棄(dismiss)するタイミングでprotocolとdelegateを使い、データを親Controllerに送る処理を最小単位で解説いたします!

UIViewControllerを2つ用意する

まずは、データを送り合うUIViewControllerを2つ用意します。

左側が親・右側が子になります。

親Controllerから子Controllerにデータを送る

まずは、親Controllerから子Controllerにデータを送ります。(こちらは簡単です。)

親Controller(ViewController)にperformSegueとperformSegueを実行したときに動作する関数を記述します。

onClickButtonアクション(storyboardのbuttonを押したときに実行される関数)が実行されるとperformSegueが実行され、子ViewController(NextViewController)へ遷移します。

その際に、子Controllerのプロパティ(printData)にメッセージ(“fromFirstPageMessage”)を代入します。

親Controllerから受け取ったデータを子Controllerでprintする

子Controller側のviewDidLoad()で、親Controllerから受け取ったデータをprintしましょう。

consoleに”fromFirstPageMessage”と表示されることがわかります。

これで、親→子へのデータ伝達は完了しました。

以上のように、親から子へのデータ伝達は簡単です。

しかし、逆方向である子から親へデータを送って、子Controllerを破棄するにはprotocolとdelegateを利用しなければなりません。

子Controllerにprotocolとdelegateを追加する

先程のNextViewControllerのソースにprotocolとdelegateを追加して、onClickButtonアクション時に子Controllerを破棄する命令(dismiss)を実行するように変更いたしました。

親Controllerでdelegateを登録する

子Controllerからのデータの伝達を受け取るために、ViewControllerにDataReturnプロトコルを登録。

そして、DataReturnプロトコルのreturnDataメソッドを追加しました。

また、子Controllerのdelegateと親Controllerを結びつけるために、

nextVC.delegate = self

という記述も追加してあります。

この状態で、ビルドして、ボタンを押すと、

  • 親から子へ遷移時 (“fromFirstPageMessage”)
  • 子から親へ遷移時 (“returnData”)

とconsoleに表示されます。

これで、親Controllerからのデータ伝達と、子Controllerからのデータ伝達が完了しました!

protocolとdelegateは複雑で難しいので、理解するのにすごい時間がかかりました。。。

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新卒でノマドワーカー(webデザイナー)として独立し、半年で月収100万円を達成する。その後、事務所を売却(バイアウト)したり、Youtuber(最高月間視聴回数109万回、チャンネル登録者1万人)をしたり、Openrecの公式配信者としてゲーム生実況をしたり、ベンチャー企業のCOOをしたり、パラレルキャリアを歩んできました。 2019年にミニマムライフコストを不労所得で稼げるようになったため、いまは、お金のことを考えずに、様々な企業でエンジニア修行をさせていただきながら、複数のメディアやアプリとweb制作事務所を運営しています。 趣味は株式投資(米国・日本株メイン)で、トレードを楽しむ日も多いです!